フルタイムで働きながら、完全無料のツールのみで勉強して簿記3級に合格できたので
その時に使ったものサイトやツールたちを中心に紹介していきます。
簿記とは
簿記とは、企業の営業取引や経営活動を帳簿に記録する技術のことです。ただ記録するだけではなく、企業の経営成績や財務状況を明らかにするために、貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を作らなくてはなりません。簿記検定ではこれらに必要な知識があるかどうかが問われます。
簿記とは?検定の種類や試験内容を初心者向けにわかりやすく解説|生涯学習のユーキャン
仕事は事務職なので会計システムを使ったりはしていたのですが、経理専門の部署ではないので簿記の知識はゼロの状態でしたので、日商簿記の中で入門レベルである3級を勉強してみることにしました。
簿記3級の難易度
- 合格率は35〜40%程度
- 学習時間の目安はおおよそ100時間程度
- 100点中70点以上で合格
このように言われており、比較的易しい試験とされています。
受験資格もなく、ネット試験なら都合の良い日時に受けられるので挑戦しやすいです。
勉強に使ったサイト・ツール
基礎編(知識の習得〜問題演習まで)
CPAラーニング(Webサイト)
こんな感じで必要な教材を全てダウンロードできます。
勉強の流れ
ほぼ、講義内で推奨されている勉強方法を守って学習を進めました。だいたいこんな流れです↓
- 講義動画を1章ずつ見る (DLしたテキストも開いて、例題があれば随時解いていく)
- 見終わったらその章の問題集を解く
- 1、2を繰り返して最後の章までいく
- 「簿記3級ネット試験対策」に進む
- ネット模擬試験(3回分)を受ける
特に役立ったコンテンツ
上記の流れ「4」の「簿記3級ネット試験対策」です。
基本の講義が全23講義15時間53分に対して、こちらも全15講義7時間8分となかなかのボリュームです。
基礎講義だけで3級試験範囲の知識は網羅されているのですが、こちらの講義では実際の試験問題を解く時に必要な「速く正確に解くテクニック」を教えてくれます。
先生が実際に解いているところを実況しながら解説してくれるので、解く時の手順や電卓の小ワザ、考え方などを知ることができて試験対策の実践編として非常に役立ちました。
このあたりは、本を使った独学ではつかみにくかっただろうなと思うので、これは動画講義ならではの良さですね。
ネット模擬試験も充実
ネット(CBT)試験を受験する場合には、実際の受験画面の操作方法に慣れておいた方が安心です。
その点、こちらのサイトでは3回分の模擬試験を本番に近い形で練習することができます。
実際に試験を受験したところ、かなり画面のデザインや操作性が本番のものと近かったです。
また、模擬試験の解説動画も1回につき約2時間のボリュームで、丁寧に解説してくれているので、わからなかった問題も復習しやすいです。
基礎知識の定着(プラス、問題演習)
簿記3級 解説付き問題集(アプリ)
無料の問題集アプリです。主に、学習初期に仕訳のやり方を覚えるために使っていました。
問題数が豊富で、回答はプルダウンの選択式になっているので、通勤中などのスキマ時間でもサクサク解き進められます。
実践編(模擬試験)
ネットスクール 日商簿記2・3級無料体験プログラム(Webサイト)
このように3回分、本番のネット試験と同じような操作性で問題を解くことができます。
各回の試験が終わると、自動で採点されて合否が表示されます。
会員登録は必要ありません。
簿記 3級 サンプル問題 | 商工会議所(Webサイト)
ネット試験の形ではありませんが、3回分のサンプル問題が公開されています。
解答もあるので答え合わせできます。
完全予想模試 【Study Pro】(日商簿記3級) (Webサイト)
2回分の模擬試験問題が掲載されています。解説も丁寧に載っているのでわかりやすいです。
まとめ
いかがでしたか? 簿記3級を無料で学習できるコンテンツはたくさんあります。
実際に勉強してみると、比較的簡単な資格と言われていますが、勉強する分量はそこそこあります。
覚えないといけない内容や解き方を練習する必要もあるので、初めての方は基礎的なところから順を追って範囲を網羅していく必要があると感じました。
簿記3級の内容は、会計に携わる人だけでなく仕事をする上で誰もが少なからず役立つ知識だと思ったので、興味のある方は勉強してみてください。
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